●概要

チリへは、標高5千メートル級のボリビアウユニ高山
地方の国境を越え、2003年11月上旬にやってきま
した。

チリはアルゼンチンと並ぶ白人の国です。チリ産のワ
インは大衆酒としてかなりイケます。南北に細長くさま
ざまな表情を見せてくれる自然環境も魅力のひとつ。

ボリビア国境を越えたとき、久々に見たアスファルトと
信号機に安心し、夜行バスでデジタルカメラを盗まれ
てしまいました。

サンチアゴ ・プエルトモント ・パイネ国立公園


・サンチアゴ

ヨーロッパ風の入植時代から歴史建造物と近代高層建築が入り混じる雰囲気がとても良いです。

温暖でやさしい気候はとても過ごしやすく、ゆっくりカフェなんか楽しみながら優雅な昼下がりを、なんてとてもオツです。

わたしは夜行バスで盗難にあって最初に到着した街ということもあり、観光よりも警察・保険などの手続きばかりしていました。残念。
近代建築と歴史建築のコラボレーション。
(セントロのアルマス広場)


・プエルトモント

元気のない曇り空と、もの静かでさびしい雰囲気が特徴的な太平洋に面した港町です。針葉樹林が生い茂り、おのずと家々は木造のロッジ風にな
ります。

薪暖炉がパチパチと音を立てる前で夜の静けさを堪能してから心を落ち着けて、眠りにつきます。

港街だけあって魚介類が新鮮でとてもおいしいです。この町でデジカメを盗まれた心の傷をいやしました。
丘の上の宿の名はミラマル(臨海)だった。
(裏手の丘から見たバスターミナル)

生ガキがどんぶりいっぱいに食べられる。
(港の魚市場)


・プエルトナタレス-パイネ国立公園

最南端の町アルゼンチンのウシュアイアから北上するときに、再びチリ領に入ってパタゴニアの大自然を満喫しました。

パイネ国立公園は日本でこそあまり知られていませんが、雄大な大自然の中でトレッキングができる、世界屈指の景勝地です。もちろん拠点の町プ
エルトナタレスからは日帰りツアーも出ています。

案の定期待もせずに立ち寄ってみたのですが…、感動しました。
豪風に流れる雲。大地が空を飛んでいるかのよう。
(パイネ国立公園)

パタゴニアの春、目を醒ます。
(パイネ国立公園)
あまりに、美しかった。
(パイネの塔)