●概要

2007年5月、8日間ほど南インドを旅しました。急ぐ
旅だったので、ベッドで眠ったのはたった3回。それ以
外はいつも夜行バスや夜汽車に揺られていました。

南の見所はイスラム文化と遺跡です。エネルギッシュ
で少しキツめの北とは対照的に、高原のさわやかな風
土、豊富な海産物、穏やかな時の流れが魅力です。

チェンナイより入国し、時計回りにぐるりと高原をまわっ
てハイダラバードから出国しました。

ママラプラム海岸寺院 ・ウーティ高原地帯 ・ハンピ遺跡群 ・ハイダラバード 


・ママラプラム海岸寺院

ママラプラムは、チェンナイから南へバスで40、50分ほどの海沿いにある、海岸に建てられた寺院や石造の立ち並ぶ庭園が見所の小さな町です。

海が見える食堂の屋上テラスで、海を見ながら食べたカラマリマサラ(イカカレー)のおいしかったこと。

潮風を浴びて熱いチャイをキュッとやる。あの至福の時が忘れられません。
はきだめは神への供物。
(街の一角)

娘は、天使か妖精か。
(タイガーケーブ)


・ウーティ高原地帯

イギリス入植時代の面影のこすトイトレインに乗って、南インド人気の避暑地ウーティへ。さわやかな新婚カップルのハネムーンでにぎわう町です。涼
しい風を、浴びました。

高原を下りマイソールへまで行くと、一気に気温が上がります。

マイソールではマハラジャ(旧家の大地主・王様)の宮殿が一般公開されています。入場料を払えば一部にお邪魔することができます。広い。
高原の茶畑は、産業革命を支えた。
(コインバトール-ウーティ)

イギリス入植時代を思わせるトイトレイン。
(コインバトール-ウーティ)
朝もや立ち込める高原の茶畑に清涼な空気。
(ウーティ-マイソール)

活気を現す生活の色。
(マイソール市場)


・ハンピ遺跡群

南インド中部の広大な遺跡です。もう、町全体が遺跡のようでした。

空港のある都市からアクセスが悪いせいか、観光客がとてもすくないです。町はとても穏やかで、人もとっても親切でした。

自転車をレンタルして遺跡めぐりもできます。熱風もなんだかさわやか。
漂う品格は紳士さながら。
(ハンピ遺跡)


・ハイダラバード

ハイダラバードは南インドでも有数の大都市。街の中央にある湖には巨大な仏像が立っています。

その一方で中心街にはインド国内でも最大規模の大モスクがそびえます。このあたりから宗教の色の違いが見え隠れするようになりました。

郊外ではキレイな夕焼けをバックにモスク群が見られます。
スパイスとほこり、黒煙と人の息にむせかえる。
(目抜き通りの裏通り)

 2007年5月撮影。翌々週爆破テロ。
(チャルミナール塔から見たメッカマスジドのモスク前)