●シルクロード諸国の安宿


タジキスタン共和国の宿
  ※すべて1人当たりの金額(管理人が支払った金額)。
  ※「ダを1人」=ダブルを1人で使う場合。「ダを相」=ダブルを現地人と相部屋する場合。
  ※ド=ドミトリー、シ=シングル、ダ=ダブル、ト=トリプル、無印=民泊などの特殊ケース。
  ※その地域における管理人の個人評価…◎=値段以上 ○=値段相応 △=値段以下
カラクル META(パミール高原ツアーNGO)提携ホームステイ(屋号失念) 村の北
10ドルが7ドル(要交渉)○ 朝食付 夕食2ドル トイレ共同シャワー1ドル 発電機太陽電池若干 キルギスソム可
名前を失念してしまった。ここの息子のマムンに頼めばジープをチャーターしてカラクル湖のショートトリップが可能。ルートな
どの詳細は客間に張り紙をしておいた。水道やガスはない。電気も自家発電によるため客がいるとき8時を過ぎたら多少供給され
るのみ。電力不十分で充電がきちんとできないのでカメラの電池切れには注意が必要。2、3日分の食糧もこの地域に入る前に調達
しておく必要がある。なお、公共の交通機関はなく、チャータージープまたはツアージープで来ることになる。
ムルガーブ ィブライム・アナラ・ゲストハウス バザールから南へ伸びる道をまっすぐ5分
8ドル(中庭のボズ・ユイ6ドル)◎ 朝食付 夕食3ドル 洋式トイレ共同 シャワー1ドル 電気 衛星TV キルギスソム可
目の前に飲用水ポンプ(日本製)があり、飲料水には困らない。少額であればドル、ソモニ、ソムの両替をしてくれる。オシュで
チャーターしたジープ運転手ィブライムの実家。キルギス系一家の本格的なゲストハウス。宿内のミニショップにはコピー機があ
り、オヴィールでの外国人登録及びGBAO登録の際に便利。このムルガーブの町の中ではかなり設備が揃っている家だろう。ィブラ
イムとはこの後もワハン渓谷までずっと旅をすることになった。なお、ボズ・ユイは雨天不可。
ブルンクール バフティヨール家 村に4、5件しか家がないので名前を言えばわかる
13ドル○ 朝夕食付 シャワーなし 星空最高 発電機電気若干
ママのグルペペさんと娘のサウサンちゃん(右写真中央、普段は顔を隠している)のもてなしと働きぶりには頭が下がる。カラク
ルで軍隊の青年にもらったパミール帽子のサイズが合わないと言ったら大きな帽子をプレゼントしてくれた。子供たちに折鶴を教
えてあげたり何気に最もホームステイを堪能した。客が来ると発電機を回して自慢のインド歌舞DVDでもてなす。そのうち近所の
人たちも集まってきてしまう。電気の質は悪く、カメラなどの充電がきちんとできない。
ランガル ムロイェフ家 村のいっとう東端、アフガン国境橋に最も近い家
12ドル(交渉前18ドル)○ 朝夕食付 昼食2ドル トイレシャワー 電気あり 岩絵のガイド5ドル 民族楽器演奏10ソモニ
主人のヨドゴールはィブライームの友人。中央アジア専門の日本企業、西遊旅行社と提携しているらしくシーズンには日本人団体
を複数受け入れているという。ちなみに若い日本人旅行者はわたしが初めてらしい。洗濯をしようとしたら奥さんが「何で頼まな
いの?」と言わんばかりにやってくれた。それにしてもィブライムは独自に自分のコネを広げている。そう言えば立ち寄ったホー
ムステイ先ごとに連絡先を交換していた。裸一貫であれほどの自分のゲストハウスを作ってしまうのだから凄腕の観光運転手だ。
ダルシャイ フドヨルベコフ家 幹線道路から少し入ったところ、聞けばわかる
10ドル○ 朝夕食付 シャワーなし 電気あり 庭になっているリンゴは食べ放題
移動中日が暮れてしまったのでやむを得ず停車した村の民泊。息子のベクはロシア帰りで、ロシアで仕入れてきたという携帯電
話、サムスン製のパソコン、オーディオ、大型カラーテレビが自慢。しかしこの村は圏外で電話は使えないしネット通信もないた
めパソコンはもっぱらアクセサリゲームとサンプルミュージックを楽しむに留まっている。屋外のトイレは穴の右と左の高さが違
うため闇夜での使用は危険が一杯。もちろん電灯などはない。またこの家の犬は極度の臆病ですぐ吠える。
ホールーグ ルスタン家 バザールからマルシュルートカ3でボタニカルガーデン方面10分、団地兼商店の2つとなり
10ドル○ 朝食付 シャワー 便座付き水洗トイレ キッチン 庭のリンゴとナシは食べ放題 卓球台あり
20代半ばのルスタン、ニサ兄妹とその甥っ子の3人。親は付近の村に住んでいるという。良く分からないが家族らしき人々の出入
りが激しい。なぜか女性は若く皆化粧が濃くて派手だ。また、甥っ子は本当に困ったクソガキちゃんで、夜泣きはするわ客にぬい
ぐるみを投げつけるわ手に負えない。設備は完ぺきなだけに残念だ。道連れだった白人カップルが甥っ子に業を煮やし宿代を払わ
ず宿を変えると言い出したので、私もそれに乗っかって宿を変えた。センターから徒歩15分。
ホールーグ ナヴルスベク家 センターのサッカー場を正面に左の路地を入りすぐに右折道なりに路地進み突当右側、ロンプラ
8ドル◎ 朝食2ドル トイレ シャワー お湯 食器貸出 庭園が素晴らしい
気配りがきめこまかいしっかりママのいる家。外食し夜遅くに帰宅したら、軒先で心配しながら待っていてくれた。ロンプラにも
紹介されているホームステイ先。バザール、バスターミナル、ネットカフェ、安食堂、オヴィールなど全て徒歩圏内(10分以内)
という好立地。近くの別の民泊はセンターにあるというメリットから15ドルと強気なのに、こちらは良心的だった。庭の造りなど
とてもきれいでここにいるだけで癒される素敵な民家。なお、支払時に何故か1泊1ドル値引きしてくれた。
ドゥシャンベ ホテルワフシュ 街のセンターど真ん中、歌劇場広場に面している大きなホテルですぐにわかる、旅行人
ダを相60ソモニ(約1800円)△ シャワートイレテレビ付き 立地良好 毎日ベッドメイク
首都に出稼ぎに来ている現地人が利用する宿。二人で旅をしている場合には一部屋を使うことができるが、ひとり旅の場合は現地人との相部屋でこの 価格。なお、現地人価格は40ソモニで公にされているため値切れない。そもそも旅人向けの安宿の少ないドゥシャンベでは宿探しにひと苦労する。そん ななかこの好立地でこの値段は妥協点ではなかろうか。
ホジャンド シャルク 中央バザールの建物の大通りに面した部分、旅行人
ダを相15ソモニ(約500円)○ シャワー代わりの電熱器のお湯と洗い場利用料1ソモニ 立地良好 管理人ホモ英語可
バザールに商売に来ている客が多い。一部屋をひとりで使いたい場合は30ソモニを支払う。どうせ客なんて来ないだろうと思い15ソモニ支払って休んで いたら日本人の青年が相部屋でやってきた。シャワーはなく、お湯に浸したタオルで体を拭く程度。若干英語が使えるがクセのある人物が管理人。お姉 系で二重人格でやたらほめちぎるかと思ったら突如ブチ切れたりする。値段を考えれば設備的には許容範囲。早朝6時くらいにバザールの喧噪、鳴り響 くクラクションでたたき起こされる味のある宿。
ホジャンド ホテルレニノバード 目抜き通りを北上し川沿い左方にポツンと建つ巨大な建物、旅行人
ダ42ソモニ(1300円)○ ダを1人63ソモニ(1900円) シャワートイレ付き バルコニー
ひとり38ソモニの安い部屋もあるがシャワーがない。シャルクで知り合った日本人青年と2人共同で利用した宿。9月に入り夜は少し涼しいためホットシャ ワーが欲しくて移った。各階に管理人の女性がいる旧ソ連のインツーリストタイプのホテル。センターから徒歩15分だが、目抜き通りまで出れば安いオー プンカフェやネット屋やスーパーがあり意外と便利。人によりレニノバードのことをホジャンドと言うことがあるため両方の名称で尋ねると良い。

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