・モイナック

カザフスタン、ウズベキスタン内カラカルパクスタンの両国にまたがるアラル海南部の廃村です。かつて賑わった漁業はここ
数十年の急激なアラル海の縮小により、海岸線が港から150キロも離れ完全に廃れ去り、砂漠化した海からの塩害による健
康被害も激しく、人々の多くはこの町を去りました。

近年は船の墓場として観光に力を入れており、廃船を移動させモニュメントを立てるなど新しい動きがみられます。

缶詰工場廃墟、水底砂漠、錆た船、観光、色んな見方ができると思います。
バス車内はいつも混雑。
(ヌクス・モイナック間バスのサムサ売り)

フワフワした荒野と綿畑が続くだけ。

(ヌクス・モイナック間バスの車窓)
ターミナル施設跡のエンブレムは船。
(モイナックバスターミナル跡)


バザールはあるけれど、生気がない。

(ターミナル横バザール跡)
延々と電柱に掲げられる社会主義リアリズム。
(村を貫くメインストリート)


観光地としてどう復活するか。

(村の一角)
砂地に立つ映画館。
(映画館)


2008年改修。縮小を説明する看板。

(アラル海第二次大戦モニュメント)
砂はキメ細かく、吹けば散るほど。風のなぜる跡が残る。
(アラル海岸水底)


錆。こぶしで叩くと軽く響いた。

(廃船)
モニュメント目の前に移動させられた廃船の列。
(船の墓場)


船の船長だったという男は遠い目で彼方を見た。

(アラル海)