・マークー

アゼルバイジャンの飛び地ナヒチェヴァン地方やトルコ方面の国境に近い、イランの北西部のはずれです。空は常に雲に覆わ
れ、ひんやり湿った空気の漂う独特な自然環境が周囲に広がります。

トルコ系・トルキッシュアゼリー系・アゼリー系・アルメニア系・クルド系など多くの人々が、点在する集落ごとに昔から住
んでいます。町のシンボルは約200メートルの反り返るような断崖絶壁。しかしそれ以外にもファルハッド遺跡とアララト
山、サルダール館など知られざる見どころがあります。
マーク―は雨。日が暮れると途端に心細くなる雨。
(マークー住宅街からの眺め)

ヒッチハイクでお世話になった上に団欒で温めてくれた。

(マークーのババックさん家に招かれて)
今日も朝から雨。断崖のふもとにやってきた。
(マークー)

意思とは裏腹に足は崖の小道へふらふらと向かう。

(マークー崖の小道の脇)
廃墟のようだが生活感はある。地震が起きたのだろう。
(マークー崖のふもと)

雨が服に染み込む。雨宿りできる屋根が恋しい。

(マークー崖の小道)
雨が止んだ?いや崖の中心に辿り着いたのだ。
(マークー崖の中心) 

そんなに濡れて、茶でも飲んで温まって行きなさい。

(朝食オヤジで賑わうガケ下のチャイハネ)
降ったり止んだりを繰り返す。時折指す光が幻想的。
(マークー・カラケリッサ間の道)

クルド人の子供が物乞いの狙いをつけた。

(カラケリッサ教会)
黒の教会やタデウス(十二使徒の一)教会と呼ばれる。
(カラケリッサ教会)

世界観が具体的なのがアルメニア正教。ここのは可愛いな。

(カラケリッサ教会)
実はババックさんが一日観光に連れて行ってくれたのだ。
(ファルハッド遺跡の石の家)

3500年前の地震で崩壊した石の集落。

(ファルハッド遺跡)
金が大量に発掘されたそうだ。
(ファルハッド遺跡の金掘跡)

トルキッシュアゼリー人が昔から住む。

(ファルハッド遺跡から臨むアララト山とマークーの町並み)
アゼリー系領主の150年前の館。ヨーロッパの香り。
(マークー南西部の住宅街にあるサルダール館博物館)

館の隅々まで見学できる。マークーは歴史都市なのだ。

(サルダール館博物館)