●シルクロード諸国の安宿


トルコ共和国の宿
  ※すべて1人当たりの金額(管理人が支払った金額)。
  ※「ダを1人」=ダブルを1人で使う場合。「ダを相」=ダブルを現地人と相部屋する場合。
  ※ド=ドミトリー、シ=シングル、ダ=ダブル、ト=トリプル、無印=民泊などの特殊ケース。
  ※その地域における管理人の個人評価…◎=値段以上 ○=値段相応 △=値段以下
トラブゾン オテルHUZUR メイダン(中央広場)の北東から安宿街に伸びる小道に入るとすぐに大きな看板が見える。
ダを1人 15リラ(1000円)◎ シャワー洗面台付 テレビ ヒーター トイレ共同 タオル石鹸
トラブゾンはカフカス諸国、ロシア等の船が着く港町なので安宿街にはホテルがうざったいほど密集している。しかし客には困っていないようで平均相場 は20リラ〜(朝食付)。5件ほどまわった中ではここが最安。建物は古く期待していなかったが、意外と清潔。木造で味のある室内はヒーターが利いてい て温かく、設備も充実していて文句なし。
サフランボル バストンジュパンスヨン 中央広場から少し坂を下ったキャラバンサライ周辺に案内板多数

ド 15リラ(1000円)○ 朝食5リラ夕食7リラシャワー兼トイレ共同 ヒーター ネット 日本語書籍 英語日本語可 ツアー

複数の日本語ガイドブックに掲載されている日本人に人気の別名杖屋のペンション。もともとは杖職人の家で、現在はアットホーム感に乏しい手慣れた ホテル。日本人がひっきりなしに来るせいかオフシーズンにも関わらずやや強気な値段設定。部屋や家屋全体の雰囲気はとても良いのだが、ドミには 電源が1つしかない。浴室は狭く服を置く場所がないうえ、トイレ兼用なので不便。お母さんの作る夕食は美味しい。庭にはイチジクの樹。日本語を話す 看板娘には現在1歳になる子どもがいる。また日本語の宿帳(情報ノートではない)に書き込み多数。近郊ツアーなども人数が集まれば主催している。
サフランボル チャルシュパンスヨン 旧市街のPTT(郵便局)沿い道路に並行する下段の小道に看板あり

シ 15リラ(1000円、交渉前30リラ)○ シャワー兼トイレ共同 テレビ ヒーター 紙タオル石鹸 ネット微妙 

WIFIおよびシングルルームは館詰作業にうってつけだったので宿を変えた。しかしネットはセキュリティがかかっており主人らも良く解らないため結局使 えず。日本びいきの主人が経営しており、シーズン中は上記杖屋に次いで日本人客が多いようだが、管理人が利用したとき日本人は杖屋に4人でこち らは0人。お触り癖がある主人は、食事を振舞ってくれたり台所を使わせてくれたりと融通もペンション的。トイレ紙などの用意は嬉しい。ところで杖屋もこ ちらも日本語の多い宿帳(情報ノートではない)に各々批評が見られるが、シングルを取るか部屋の雰囲気を取るかの違いだろう。これら以外にも安ペン ションはゴマンとあり、管理人は未確認だが当チャルシュパンスヨンを出て右に少し歩いたあたりにあるSEHIRペンションは評判が良いようだ。
アンカラ オテルタシュチオール ウルス地区アタテュルク像を東に徒歩2分オテルウルスの間裏の路地に入ってすぐ、旅行人

シ 17リラ(1200円、交渉前24リラ)◎ シャワートイレ共同 洗面台 テレビ ヒーター 紙タオル チャイ水無料 朝3リラ

アンカラの安宿は主都らしく客には困らないのでどこも高め。シャワー別料金(5リラ程度)のところが多いので含めて交渉する必要がある。部屋は清潔 で毎日ベッドメイクもされる。地方からの学生などが主な客で、意外と客同士で英語が通じる。1階が軽食堂になっており宿泊客はチャイと飲料水が無 料。なお、宿代を安く済ませたいのならウルス地区のバザールの入口付近にあるオテルエルズルムが最安でシャワー無12リラ(有15リラ)。建物の外 装はアンティークで味があるが中身も本気アンティークで、オンボロかつコンクリむきだし。部屋まで見せてもらったが、こちらの方が温かそうだったので 利用はしなかった。
ボアズカレ ハットゥシャシュペンションHOTELBAYKAL TEL0090-364-452-2013 ホームページ 旅行人

シ 15リラ(1000円、交渉前20リラ)○ シャワートイレ共同 紙タオル 朝6リラ レストラン 各種旅行情報提供 英語可

最安宿。オーナーはぶっきらぼうだが英語堪能で誠実。ハットゥシャシュ遺跡周辺の案内図コピーがもらえる。冬は極寒で室内の息が白む。ヒーターは5 リラ。ボアズカレ村のセンタード真ん中にあり、ATMと銀行・パン屋・商店・郵便局・ロカンタ・チャイ屋はいずれも徒歩30秒以内。他に宿は3件で、アシコ ールはタクシーを無理やり斡旋したり平気で嘘をついて他の宿の営業妨害をしている観光スレの元凶。スングルル町のオトガルにいるタクシーはこのホ テルの差し金。ヤズルカヤ遺跡への道を3キロほど行った村はずれにあるKALEホテルは小奇麗で朝食付30リラ。キャンプ場も有している。その手前の バシュケントも同様。遺産の多くはアンカラ博物館。オフシーズンは本当に人がいないので、タクシーやみやげ物屋などは強引な値引きにも応じる。ここ から北のスングルル町まではタクシー45(相場40)→30リラ、南のヨズカット町までは120(相場90)→45リラまで値下げ(2008年冬)。
ギョレメ アナトリアペンション TEL0.532-512-80-55 ギョレメ屋外博物館方面のはずれ、旅行人

ド 10リラ(700円)△ シャワートイレ共同 紙タオル石鹸 朝5リラ 英語可 ツアー斡旋 WIFI

2009年にはオーナーが変わるとのこと。カッパドキア観光の中心であるギョレメ村にはペンションが乱立しており、値段は同じで12.5〜15リラ(朝食込)。 交渉は朝食抜きだと決まって10リラ。どこもツアー会社と提携しており観光情報には溢れている。10件ほどまわってここに決めたのは人が少ないという 点と、犬が可愛かったという点。ただしドミは寒い。建物の雰囲気やヒーターの利き具合、プールの有無、キッチン利用の可否など条件の良い所は決ま って混んでいる。2008年11月、他に比べ圧倒的に人が多かったのは、シューストリングスShoestringsとトラベラーズTravellers。トラベラーズには日本 語の書籍が多数。
ギョレメ パラダイスケイブス TEL+90-384-22-48 上記アナトリアペンションの隣、旅行人

ド 10リラ(700円)○ シャワートイレ共同 ヒーター 紙石鹸 朝5リラ 英語可 ツアー斡旋 WIFI コーヒー紅茶

韓国人オーナーのペンション。必然的に韓国人旅行者が多い。居心地の良いサロンあり。ドミにヒーターが付いていて温かい上3ベッドなので広々して いる(他は4〜6)。オーナーはちゃっきりした中年女性で、面倒見の良い人。コリアン朝食(写真右下)はボリュームもあり美味。その他、希望があればカ レーやビビンパなど特別メニューにも応じてくれる。シューストリングスやトラベラーズより立地や設備は劣るが、人が少なく(冬)、その分のんびりしてお り、融通も利く。深夜ドミにネズミが出没するので食料は冷蔵庫などに保管してもらう方が良い。もちろん夏場はどのペンションも混む。朝はお湯の出が 悪いのが難点。
コンヤ アズィズィイェオテル アズィズィジャーミ(皆知っているモスク)のすぐ脇
ダを1人 15リラ(1000円)○ シャワートイレ共同 テレビ 冷蔵庫 ヒーター 英語若干可
現地人に安宿を訪ねたら、2人ほど口を揃えてお勧めしてくれた。その他の宿はメヴラーナ博物館から伸びる目抜き通り沿いに点在している。探せば10 リラの宿もあるとのことだが、宿の人が良くないそうな。ロンプラに掲載されているお勧めの宿は軒並み値上げしている模様(未確認)。バスオフィス、ス ーパー、メ博物館、アラアッディンの丘までいずれも徒歩圏内。近くにある日本人に人気のメヴラーナホテルも評判は上々だった。
パムッカレ ムスタファモテル 石灰棚入口、バス停付近より観光店の続く通りを町の方へ徒歩1分左側、旅行人、歩き方
ダを1人 14リラ(950円、交渉前20リラ)◎ シャワートイレ付 エアコン 英語可 日本語書籍 紙タオル石鹸 WIFI チケット手配レストラン
居心地の良いサロンあり。レストランでは日本食も食べられるがやや高め。パムッカレは英語、日本語、韓国語の看板を掲げる観光関係の店に溢れて いる。オーナーの息子ムスタファジュニアは英語堪能。バスの到着時刻にデニズリまで車で出向き、客引きをがてらパムッカレまで連れ帰ってくれるの で便利。宿泊をしないでその日の夜行で移動する場合も荷置き等に応じてくれる。併設のチケットオフィスでチケットを買うと、デニズリまでのセルヴィス あり。なお2008年11月、セントラルヒーティングが利いているらしいが、わたしの部屋は利いておらず少しだけ寒かった。ネットは宿泊客無料で日本語書 き不可。
ベルガマ ペンションベルリン 博物館対面オープンビアバーの右脇タクシースタンドの道を徒歩1分左側
ダを1人 15リラ(1000円、交渉前20)○ シャワートイレ共同 ヒーター タオル石鹸 英語若干可 朝食4リラ
感じの良い家族が経営しており、レセプションがそのまま民家になっている。英語を話す娘さんは年のころ20前と見えてとても美人だが遭遇率はかなり レア。屋上がちょっとしたサロンになっており、博物館が見下ろせる。共同のホットシャワーは夜の10時以降に利用可能。目の前にはスーパーがある。 朝食(写真右下)はルームサービスだが、パッとしなかった。
チャナッカレ アンザックハウス 港前ロータリーの観光案内所を出て右に徒歩30秒右側、旅行人
ド 15リラ(1000円)△ シャワートイレ共同 ヒーター 英語可 ネット可 WIFI ツアー会社併設 毎晩映画上映
冬期は多くのホテルやペンションが休業してしまい選ぶ余地が少ない。旅行人に紹介されているイエローペンションも冬季休業。港のすぐ近くにはいくら か安宿があるようなので探す価値はある。シャワー室はプールのそれに近く、衣服の置き場がないくらい狭い。ドミも客がいるときは荷物の置き場すらな くなる。電源が一つというのも難点。一階サロンの奥は軽食堂になっており、夜には英語の映画をホームシアターで上映したりする。屋上からは港が一 望。建物は新しいが、全体的に値段不相応。
イスタンブール Tree Of Life ホームページ
ド 7ユーロ(1000円)○ シャワートイレ共同 日本語可 キッチン 冷蔵庫 ネット 各種旅行本販売 長期割引 WIFI
イスタンブールでもっとも有名な日本人宿。旅行に必要なものは何でもそろっている。常に混雑しており、ベッドがないときは共有スペースで雑魚寝する こともある。ヒーターがなく、冬場は少し寒い。キッチンはフリー食材、調味料、調理器具が充実している。あまり清潔とは言えない。その時の客質によっ ては居心地が大きく変わる。ただし、欧州・アフリカ・アジアを旅してきた人たちの交差点であり情報交換も活発。そしてなんといってもイスタンブールで は最安クラス。

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