・パムッカレ

小高い山脈に囲まれた白綿の城という名のこの小さな町のシンボルは、世界最大の天然の石灰棚です。

丘の頂上から温泉が噴き出し、これに含まれる石灰質が棚状に凝固して神秘的で幻想的な風景を生み出しました。白い石灰棚
にはいくつものプール状の窪みがあり、そこにたまった温泉が夕日に照らされる様は絶景です。

古くはローマのペルガモン王国の温泉療養都市として栄え、石灰棚のある丘のさらに上にはローマ時代の遺跡ヒエラポリスが
広がります。
まるでゲレンデ。温泉プールが到る所に作られている。
(パムッカレ石灰棚前公園)

白くきめ細かく見えても実際はギザギザで痛い。

(石灰の肌)
土足厳禁。まるで足ツボ。ヘッピリ腰で登る。
(石灰棚頂上への歩道)

温泉の流れは石灰保存のため厳重に管理されている。

(石灰棚を流れる温泉)
湯けむりの向こうに霧霞に覆われたパムッカレ村が見える。
(石灰棚のてっぺん)

石灰棚を登り切ると遺跡が広がっているのだ。

(ヒエラポリス遺跡入口)
ものすごいコケ。緑が美しく輝く。
(ヒエラポリス)

朝露に濡れたかたつむりが随所を這っていた。

(ヒエラポリス)
地震で崩壊して廃墟に。建造物は修復されたもの。
(アポロ神殿)

世界遺産登録前は多くのリゾートホテルがあったそうだ。

(唯一残る遺跡の沈んだ温泉プール)
療養都市には娯楽もつきもの。1万人を収容できた。
(ローマ劇場跡)

遺跡の奥の丘には修復を待つ残骸がゴロゴロしていた。

(ヒエラポリス)
療養都市には温泉管が町中に張り巡らされている。
(ヒエラポリス北の大浴場)

石畳の隙間に空洞が続く。下水施設も発達していた模様。

(ヒエラポリスドミティアヌス帝の門)
療養都市俯瞰図。もしかしてヒエラって「癒し」の意?
(ヒエラポリス博物館)

それにしても美しくて豊かな芸術だ。春眠貴ばれた文明。

(ヒエラポリス博物館)
やっぱり驚くべきは肉体美の表現。色っぽいでしょ?
(水妖・アフロディテ・アテナ・アポロン・トリトン像)↓写真をクリック

よし、この位置に決めた。のんびり夕陽を待ちますか。

↑写真をクリック(パムッカレ石灰棚)
比較的温暖だけど夕刻冷える。足湯が気持ち良い。
(パムッカレ石灰棚)

フランス日本の団体さん。みんなで仲良く足湯で夕陽待ち。

(パムッカレ石灰棚)
来た来た。温泉の流れるところがキラキラ白く光る。
(パムッカレ石灰棚)

今日は棚の乾燥日。水がたまっていたら素晴らしいだろう。

(パムッカレ石灰棚の夕陽)
徹底管理があってこそ見事な棚が作られる。芸術だ。
(石灰化中の新しい棚)

夜はライトアップされて幻想的。

(パムッカレ石灰棚前の公園)