・シャンリウルファ(ウルファ)

アナトリアの南部、シリアとの国境に程近いウルファは古くメソポタミアの時代からアラブ世界との交易の中心都市として栄
えました。その歴史は1万年以上も昔から続き、世界最古の町のひとつとされています。古い都市らしい町並みには独特の風
格が漂っています。

また預言者アブラハムの生誕の地でもあり、彼にまつわる伝説がいくつか残されています。

郊外のハッラン村付近には日常的にアラビア語を話す人々が暮らしています。
宛てもなくふらりと訪れた。独特の街並みに期待膨らむ。
(ウルファのオトガル)

客席ごとのまな板とナイフ。どうやって食べるのかな。

(安宿街に並ぶラフマジュン屋台)
火刑に処される危機一髪のアブラハム。起きた奇蹟とは?
(聖なる魚の池公園)

神が火を水に、薪を魚に変え、アブラハムは助かった。

(魚がウジャウジャの聖なる魚の池)
ホテルの人の勧めで郊外に足をのばしてみた。
(ハッラン村遺跡入口)

紀元前三千年の地下都市遺跡。

(ハッラン村遺跡地下都市跡)
紀元前三千年、時はバビロンの時代。天文台が目を引く。
(ハッラン村遺跡の神学校跡)

ツーリスティックとは言えない荒れ様。

(廃墟のようなハッラン村遺跡)
一階が城塞、二階が宗教施設で、三階がキャラバンサライ。
(ハッラン村遺跡の城塞跡)

時代ごとに改宗改修。手前が自然崇拝寺院で奥がモスク。

(同城塞跡の二階)
紀元前一世紀のローマの建築技術。まさにビルディング。
(同城塞跡)

歴史的な住居を破壊しレンガ住居に建て替える村人。

(ハッラン村)
観光用に保存された数百年前の住居。
(ハッラン村)

付近は綿花摘みの最盛期。季節感がいい感じ。

(ハッラン村・ウルファ間)
お茶に誘われた。言葉も通じない外国人なのにねぇ。
(旧市街の小広場)

夜はこんな感じ。見えない子供の声が響く住宅街。

(迷路のような夜の旧市街)
数あるモスクのうち、一つだけ許される由緒ある称号。
(金曜モスク「ウルジャーミ」)

旧市街の迷路を抜けると今度はバザールに迷い込む。

(バザール)
日曜日、人が多い。そうか公園が近いな。
(バザール・聖なる魚の池公園間の小道)

この年に生まれる子はやがて世界を滅ぼすだろう…。

(アブラハムが極秘に生誕した洞窟の跡)
公園の裏手、町を見下ろす。見事な旧都市の風景。
(ウルファ城の屋上)

こうして雲の下の街を見守ってきたわけだ。

(ウルファ城の二本の塔)