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紀行エッセイ「バスターミナル」

バスターミナル シルクロード篇……目次(■連載中!! 不定期更新、随時改訂)
第一章 その一歩を踏み出した 第二章 絹路の始まる大陸 第三章 草原に燃えるロシアの風
第一話 会社を辞める
第二話 やりたいこと
第三話 ある不器用な生き方
  補足情報
第一話 末代のカリスマ
第二話 中国人かたぎ
第三話 ウイグルごはん
第四話 異文化不交流
第五話 ウルムチで会った旅人達
第六話 あんた何族?
  第二章補足
第一話 オバタリアンの正当性
第二話 馬上の琴とまずいメシ
第三話 ロシア少女のような建物
第四話 働くのが嫌いな人々
第五話 ビシュケクで会った旅人達
第六話 オレとミユキとコータロー
  第三章補足
第四章 アジアの屋根わたり 第五章 砂漠に沈んだ時代 第六章 世界スクランブル交差点
第一話 こんなところで欧米か!
第二話 山岳ペルシャとインド
第三話 おもてなし
第四話 タジクの兄とタジクの母
第五話 旅路の心模様
第六話 分岐えらび
  第四章補足
第一話 アパの家で過ごした日々
第二話 知られざるかけ橋
第三話 日本人個人旅行者
第四話 外国人価格
第五話 カラカルパック族
第六話 国家規模ジャイアニズム
  第五章補足
第一話 高潔なるペルシャの血筋
第二話 自分探しに三千里
第三話 アナドルの遥かな大地
第四話 クルド
第五話 おなじみトルコ
第六話 一期一会
  第六章補足


 舞台となるシルクロードの場所
シルクロードの写真集はこちらのページをご覧ください。

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第二章 絹の道、始まりの都 
 訪問国 ⇒ 中国北西部 新疆ウイグル自治区
中国北西部は秦の時代の古都シーアンより北西を指し ます。中国は広く、地域ごとに異なる文化圏が存在しま す。乾燥した内陸気候により米よりも小麦の生産が盛 んで、麺食が多いです。住民のほとんどが北京語を話 話す漢民族ですが、北西深くに行くごとに少数民族の 姿が見られるようになります。

新疆ウイグル自治区は中国に統治されたウイグル人の 住む土地です。漢民族とウイグル族の居住区は明確に 区分けされていますが、看板などは漢語とウイグル語 が併記されています。ウイグル人はウイグル語を話しま すが、北京語も広く通用します。その他、カザック族や モンゴル族も混在します。ウイグル人はトルコ系の遊牧 民族に端を発し、ウズベク系から分派した人々と言わ れています。


第三章 草原に風は吹く 
 訪問国 ⇒ カザフスタン キルギス
カザフスタンは、その広大な国土のほとんどをステップ 性の草原が占める旧ソ連の国です。中央アジアの中で も物価は高く、ロシア化が最も進んだ国です。遊牧生活 を送る人はほとんどいません。都市部には多くのロシア 族が住み、日常的にロシア語を話しますが、カザック族 同士ではカザック語を話します。カザック族はモンゴロ イド系です。

キルギスは、草原と山岳と湖に恵まれた自然豊かな国 です。地方にはなお遊牧生活を送る人もいますが、首 都ビシュケクはロシア化が著しく、市民は日常的にロシ ア語を話します。地方やキルギス族同士は主にキルギ ス語を話します。キルギス族はモンゴロイド系です。


第四章 アジアの屋根わたり 
 訪問国 ⇒ キルギス タジキスタン
キルギス南部には、ウズベク族が多く住みます。この付 近は隣国ウズベキスタンと今もなお国境争いをしていま す。南部は中国やチベットからのびる山脈が交わり高 山違いが多いです。ロシア語が族際語として広く通用し ますが、各民族それぞれの言葉を話しています。

タジキスタンは国土の92%を高山が占める山岳国家 です。東部のパミール高地はアジアの屋根とも言われ6 千メートルを超す山々が連なります。旧ソ連の軍事要 所だったこともありロシア文化が深く浸透しますが、中 央アジアで最も貧しく、独自のアイデンティティが求めら れています。東北部山岳地方にはキルギス系の山岳民 族が、南部の渓谷地帯にはアフガン系ワハン族が暮ら し、族際語としてロシア語を話しています。西の都市部 はイラン方面からやってきたペルシャ系の人々が占 め、ロシア語のほかタジク語も話します。


第五章 時代、砂漠に消ゆ 
 訪問国 ⇒ ウズベキスタン カラカルパクスタン トルクメニスタン
ウズベキスタンは、中央アジアでも名の知れた歴史国 家です。イスラムの歴史遺産に恵まれ中央アジアでも 比較的諸外国に門扉を開いている国です。住民はトル コ系遊牧民のウズベク族で、日常的にウズベク語を話 しますが、第二外国語としてロシア語も通じます。

カラカルパクスタンはウズベキスタンに編入された、カ ザック系カラカルパック族の小国家です。国土のほとん どが荒野です。人々は主にカザック語を話し、ロシア語 とウズベク語も通じます。カラカルパック族はモンゴロイ ド系です。

トルクメニスタンはほとんどが砂漠ですが天然資源に恵 まれています。諸外国との交流を閉ざし、大統領個人 の独裁政治は中央アジアの北朝鮮と評されることもあ りますが、道徳や英語など高い教育水準や美しい首都 を見る限り危険な要素は含みません。ただし、都市計 画が恣意的であり、地域格差は極めて激しいです。


第六章 世界スクランブル交差点 
 訪問国 ⇒ イラン クルディスタン トルコ
イランは世界を制したダレイオス大王のアケメネス朝ペ ルシャの栄えた国です。ペルシャ文明が極彩色を放ち ます。イスラム国家で、法律により戒律が定められてい ます。旅人が親切にされたり、理不尽な差別を受けたり と、良くも悪くも濃い国です。ペルシャ語を話し、数字も アラビア数字ではなくペルシャ数字を使います。

クルディスタンはイラン、イラク、シリア、トルコに広く分 布したクルド族の住む地域の総称です。クルド族は国 家を持たない単一民族集団としては世界最大です。極 めて敬虔で忠実なイスラム教徒です。各々、所属国の 言葉を日常的に用い、それとは別に固有のクルド語や アラビア語を話します。

トルコは、オスマン帝国、ローマ帝国、ヒッタイト帝国な ど、史上幾度となく世界の中心となった国です。ユーラ シア大陸を取り巻く全世界の文化が入り混じります。東 部はクルド族が多く住み、西部はヨーロッパ系、ローマ 系の人々が混在します。トルコ語を話します。なお、カ ザック語、ウズベク語、キルギス語、ウイグル語はトル コ語から派生した言語であり、タジク語はペルシャ語か ら派生した言語です。


紀行エッセイ「バスターミナル」