シルクロード写真 4.キルギス共和国
外務省:危険度色分け地図(参考)

●概要

街は緑に溢れ、郊外には草原、牧場、畑が果てしな
く続きます。遠く山脈を臨み、美しいイシククリ湖を擁
します。

キルギス系の遊牧民族が多く、モンゴロイドに端を発
することから人々は日本人とどことなく似ています。魚
の好きな民族は海に向かい日本にたどり着き、肉の
好きな民族は草原に向かいキルギスにたどり着いた
とされ、親日家が多いです。

ビシュケクの名物となりつつある、警察による外国人
へのゆすりたかりが残念です。

首都ビシュケク ・イシククリ湖 ・アルティンアラシャン渓谷 ・ビシュケク・オシュ街道 ・オシュ 


首都ビシュケク

緑の大変多い旧ソ連風の建築物が立ち並ぶ美しい街です。最近は古い建物が次々と新しく建て直されています。縦横無尽にマルシュルートカ(ミニ
バス)が走り、市民の足として活躍しています。

人々はカザフスタン同様キルギス系とロシア系が多いですが、やや時間がゆっくり流れているようで穏やかです。所得と物価が釣り合っておらず生
活は苦しいと聞きます。スリなどこそ泥の類は大変多いです。ここ最近のロシア好景気に引っ張られてカザフスタンほどではありませんが、物価の
上昇が激しい街です。


イシククリ湖

ビシュケクの宝と称されるイシククリ湖はアンデスのチチカカ湖に次ぎ世界で2番目に標高の高い航行可能な湖といわれています。

北岸は旧ソ連時代からのリゾートビーチ、東岸はアクス―渓谷を始めとする景勝地帯、南岸は穏やかで静かな湖畔の村落が点在します。

管理人は2008年夏、ビシュケクにバックパックをおいて着替え1着だけをもって1週間ほどぶらりと1周してきました。


アルティンアラシャン渓谷

イシククリ湖の東岸のカラコルは美しい山々へのトレッキングの拠点にされます。

管理人はここから15キロほど山道を行ったところにあるアルティンアラシャン村の温泉が良いとの情報を聞きつけ、軽いトレッキング気分で山のぼり
を楽しみました。

アラシャン川沿いにゆっくり6時間ほどで谷が開け、こじんまりとした村落が目の前に広がります。疲れた体に温泉が沁み渡りました。


ビシュケク・オシュ街道

北のビシュケクに対してオシュは南の首都とされます。両都市は山脈により隔たれておりこれらを結ぶキルギスの動脈がビシュケク・オシュ街道で
す。

かつては両都市を往来するにはかなりの時間を要しましたが、現在は道がかなり舗装され交通の便も大分良くなりました。

通常は夜行バンが多いのですが、早朝出発し景観を楽しみたい、故障を憂慮して自動車を選びたいということからタクシーをチャーターしました。峠、
遊牧民の移動住居、河川、草原、湖と景観に飽きる余地はありません。


オシュ

オシュはキルギスの南部の首都と称されるキルギス第二の都市です。

北のビシュケクがロシア文化を色濃く引き継いでいるのに対し、南のオシュはウズベキスタンの文化を色濃く表しています。人々の多くはウズベク系
です。

オシュの見どころは何といっても活気のあふれるバザールです。また町のシンボルであるスレイマン(ソロモン王)山がオシュという町を印象付けま
す。

バザール付近には安食堂が林立し、食事には困りません。


シルクロードのトップへ